2017年10月4日水曜日

患者さんのお話

先日、当院にいらした患者さんのお話。

この方50代より脚の痺れを発症し10数年間痛みと格闘しています。

病院では脊柱管狭窄症腰椎すべり症があるとの診断だったそうです。
痛みが発症して10数年。
痛みが発症した当初よりは症状は落ち着いてきていたのですが
最近また痛みがぶり返しはじめ当院に来院されました。
10数年前に痛みが出た当初は何軒かの病院をはしごしどこへ行っても手術という診断を下されていたそうです。
しかし、この方相当な痛みだったにもかかわらず手術だけはどうしても受けたくなく
痛みにめげる事なく手術を拒否し続け色々な事を模索したそうです。
相当の信念と覚悟がなければできない行動だな感心しました。


皆さんも想像してみてください。
患者さんのご家族も心配していたと思います。
患者さん自身もご家族に迷惑をかけ申し訳ないと思っていたと思います。
痛くて歩くのもままならない状況でどこへ行ってもお医者さんに手術を勧められています。
もちろん、周りの方にも色々と言われたのではないでしょうか。
『そんなに痛いのなら手術したら?』みたいなことも言われたと思います。
その度に心は揺らいだと思います。
患者さん自身も歩けなくなったらどうしようという不安もあったと思います。
しかし、この方自分の信念と覚悟を決め周りの意見に揺るぐことなく色々な道を模索し手術をせずに現在まで頑張ってこられました。

私の母親と同じ年。
子育てをしている時は世の中はバブル絶世でとても良い時代だったと思います。
しかし、うちの母親も含めこの世代の方たちにしかわからない気苦労も多かったのではないでしょうか。
特にこの世代の方は弱音を吐かないのが特徴的で頑張る人が多い気がします。
だからなおさら自分の事より人の事。
そうやって子育てをしてこられ子育てが一息ついてさぁこれから自由な時間が増えるなという時に歩けなくなった時の気持ちは想像以上に辛かったのではないでしょうか。
当院にこられたのも以前のような痛みが少しずつぶり返してきたようでそれを少しでも何とかしてほしいという事で来院されました。
マッサージも以前はしていたようですが無理なマッサージをされて怖くなってしまったとの事。
そもそもマッサージされるのは好きだということだったのでだったら軽い感じで始めていきましょうと提案させていただき施術しています。

私自身、痛みの伴わない施術でリラックスしていただく事が第一前提だと思っています。
なぜならリラックスした状態が一番治る力が働くからです。
そうやって患者さんの悩みや不安を取り除きながらその方と二人三脚でいい方向にもっていく事が当院の施術スタイルです。

不安やお悩みその他、ちょっとした質問でもお気軽にご相談下さい。










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